2016/01/31

アトリエ模型

しばらく前から制作に取り掛かっている、
1/6サイズ、ブライス用ドールルームの話題です。


★★★


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ブライス用のドールルームを作るにあたって
どんな風に可愛らしくしつらえるか
皆さん悩みどころだと思うのですが
私みたいな奇妙なことに拘って制作している人って
果たして外にいるのだろうか…
なんて考えたりする今日この頃です。

作ろうと思い立ったのはいつ頃だったっけ。

土台作るのにとんでもなく時間かかってしまいました。

普通に作っていたならこんなことにはならなかったハズなのに、
ここまで時間がかかったのにはちょっとした理由がありまして…


私は元々我が家の溺愛ブライスであるプチベルに、
自分とお揃いの物を持たせたがる傾向がありました。

これ、私の昔からの性癖である
入れ子構造的な考え方への執着なのです。

いやぁ、ほんっとに好きなんだなぁ、入れ子構造。

澁澤龍彦の胡桃の中の世界なんて、
もう理想郷としか言いようがありません。

1/6サイズのミニチュアは
1/12よりも当然ながらサイズが自分に近いため、
マトリョーシカのような入れ子構造が想像しやすく
それがなんとも私にとっては魅力的だったのですよね。

それでも最初は気楽にやって来たのですが、あることをキッカケに
とうとうこの執着が暴走してしまったわけです。

作り始めは大丈夫だったんだけどなぁ…(ー"ー)

憧れつつも自分の部屋では実現しなかった
ダイヤ柄の壁紙にすることを決めた所までは良かった。

ミニチュアが映えるよう明るめのカラーにデザインして、
プリントアウトも思った通りの色を出すことに成功。




そんで角度が私の部屋と同じ向きになるよう床板を壁に取り付け、
ざっくり梁も作って、ウン、なかなか~( ´∀`)っと喜んでいたのです。

しかし今思えば、この梁を作ったのがマズかった。 



何気なく梁のサイズを測ってみたら、ほぼ本物の1/6サイズ。

この偶然が私の例の執着に火を付けてしまったのですねぇ…

どうせなら家具ももっとサイズ合わせたいな、と( ̄ー ̄;)

欲を出したのが運の尽き。

唯でさえあまり精密な物は
一般に出回っていない1/6サイズのミニチュア家具。

思った通りのものなんてそうそうあるわきゃないんです。

それは今までの経験で充分わかっていたつもりなのに懲りない私。

学習能力なさすぎる…( ;∀;)

そして試行錯誤の上すったもんだして出した答えは、
やっぱりどう考えても自分で作るしかないよってこと。

ここまで来たら簡単に市販品買って楽することは諦めて
ミニチュア制作を楽しむしかない!と腹を括りました。

…が、しかし、本当の問題はここから。 

ある程度スケールを合わせて家具を作ってみると、
この最初に何も考えずに作り始めてしまった土台のサイズが、
梁以外あちこち辻褄合わなくなってくるわけです、当然ながら。

…つか梁だって厳密に言えば完全な1/6ではないしネ;(←ヲイ)

そんでここを直し、あっちも直し…

往生際悪くいちいち手抜きをしようとするもんだから
結局後からボロが出て何度もやり直すことになり…(´ヘ`;)

やっと出来上がったのがこれ!!




サーカスっぽいイメージにしたかったので、
床の縁取りにフラッグガーランド柄のマスキングテープを配いました。

手前の2本の丸い柱は
ナチュラルキッチンで購入したペーパーストローです。

出窓部分も自分の部屋とそっくりな構造に。

もはや私が作りたいのはドールルームなのか、
それとも自分の部屋の模型なのかよくわからない状態。

おそらく後者だと思います。

でも、うん。

時間かかったけど満足だ、やるだけやったし…( ̄▽ ̄;)

これでやっと家具&雑貨作りに専念できる。



壁紙の裏に埋め込んで直接取り付けたプチ棚も
自分なりに丁寧に作ったつもりです。

作成中の写真を撮ってあるので、これはまたの機会にアップしますね。

ミニチュア制作のド素人が、意味不明なこだわりで
右往左往しながら作るドールルーム(という名の自室模型)…

どうぞみなさん、
半笑いで生温く見守ってやってくださいませ(;´∀`)ノ





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